お葬式のマナー・基礎知識
弔問とは?正しいマナー・伺うタイミングと葬儀を欠席する時の対処法
お葬式の基礎知識訃報を聞いたら知人や家族が亡くなった際は、故人様を見送るためにお葬式を行います。ご遺族をいたわり、故人様を悼み、そしてきちんとお見送りするためにはお葬式についての正しいマナーが必要です。
しかし、若い方やお葬式が初めてで経験がない方にとっては、弔問についての知識がないために参加を迷ってしまうことも少なくはありません。
当記事では、故人様を見送るためのお葬式・お通夜に参列できなかった時の弔問において、後日伺う際に失礼にあたらないための注意点と正しい知識を解説します。
目次
1.弔問とは?故人様を失礼なく見送るために
初めて弔問にお伺いする際は、経験がなく戸惑うこともあるでしょう。
故人様を失礼なく見送るためには、弔問についての正しい知識を身に付けることが必要です。
ここでは、弔問とはどのような行為を示すのか、また弔問すべきか迷った際の判断基準と伺うタイミングについて解説します。
1-1.弔問の意味
弔問は「ちょうもん」と読み、故人様のご遺族様を訪ねてお悔やみの言葉を伝えることを指します。
弔問に伺う際には、ご遺族様に「心からお悔やみ申し上げます」などのご遺族様を気遣うような言葉を述べ、お供え物があれば弔問の際にご遺族様へお渡ししましょう。
ご遺族様に心の余裕があれば、故人様との思い出を語ったり労りの言葉をかけたりしても構いません。ご遺族様の事情に気を配り、ご遺族様の気持ちを尊重することが大切です。
1-2.弔問するか否かの判断基準と伺うタイミング
弔問するか否かの判断基準は、ご遺族様に対しての配慮を一番に考えることが大切です。
ご遺族様が家族だけで故人様を偲びたい場合や、弔問客をもてなす心の余裕がない場合もあります。
ご遺族様の様子を伺い、弔問を遠慮したほうがいい場合もあります。
弔問に伺うタイミングは、故人様との関係性で判断します。
付き合いのある親族の場合は、訃報を受けてすぐ駆け付けられるのであれば、すぐに弔問に伺うことも可能です。
会社関係や仕事関係など近親者以外の場合は、通夜前の弔問は控えましょう。
また、病気や出産などの理由ですぐに駆け付けられない場合は、弔問をお断りしても問題ありません。
弔問を控えた場合には、気持ちを込めた弔電を打ち、後日改めてお伺いします。
また、最近ではお悔やみの言葉をメールで送ることも増えていいるため、略式であることを念頭に置いたうえで、親しい間柄の友人やビジネス上の関係者にメールを送ることは問題ありません。
特に訃報の連絡をメールで受けた場合には、メールで返信する方が相手への気遣いにもなります。
2.失礼のない弔問のマナー・作法
弔問にお伺いしたことがない方は特に、服装や挨拶の言葉、タイミングについて注意することが必要です。
ご遺族に対し失礼がないように弔問の際のマナーや作法についての正しい知識を身に着けましょう。
ここからは、弔問時のマナーや流れについて詳しく紹介します。
2-1.お通夜前の弔問時のマナー
お通夜前に弔問する場合には、喪服の着用は失礼にあたるため控えてください。
また、訃報を受けてすぐに伺う際は、平服で伺いましょう。
男性 | ・紺・茶・グレーなどの落ち着いた色の普段着、またはスーツ ・結婚指輪以外のアクセサリーは外す |
女性 | ・紺・茶・グレーなどの落ち着いた色の普段着、またはスーツ ・結婚指輪以外のアクセサリーは外す ・化粧は、ブラウンやグレーなど清潔感のある色合いを使用 |
お通夜前の弔問では、香典を持参する必要はありません。お通夜やお葬式の際に香典を持参し、ご遺族に香典を渡します。
また、お供え物に関しても特に用意する必要はありませんが、故人様が生前好きだった物が分かっている場合は、供養のためにも持参するのも良いでしょう。
用意するお供え物に関しては、お菓子や果物が一般的です。
2-2.弔問時の流れと故人様とのあいさつに関する作法
お悔やみの言葉を述べる際の挨拶マナーとして、「ますます」や「くれぐれも」といった重ね言葉の使用は、不幸が続くイメージを与えるため控えておきましょう。
また、死を意味する直接的な表現も避けてください。
弔問時、ご遺族に故人様への挨拶を勧められた際の作法については、以下の通りです。
1.故人様の枕もとで正座をし、両手を付き一礼
2.ご遺族様が白布を外したら、故人様に深く一礼して合掌
3.枕もとから少し下がって、ご遺族様に一礼
故人様やご遺族様に特に声をかける必要はありません。玄関先でお悔やみの言葉を述べる程度に留め、お供え物などがあれば弔問時にご遺族様にお渡ししましょう。
3.お通夜・葬儀に参列できなかった時の弔問について
体調がすぐれない場合やどうしても都合がつかなかった場合、お通夜やお葬式に参列できないことがあります。
参列できない場合には欠席の連絡を入れ弔電を打ち、香典を郵送することがおすすめです。
欠席の理由は、細かく伝える必要はありません。
理由によってはご遺族様に対して失礼にあたる可能性もあるため、「どうしても都合がつかない」などの言葉を添えるのみに留めます。後日弔問する際には、ご遺族に失礼のないように弔意を伝えましょう。
ここからは、弔問に伺うタイミングや弔問時の作法について解説します。
3-1.伺う時のマナーとタイミング
葬儀後はご遺族様にとって忙しい時期です。また、気持ちの整理がつくのに時間がかかることもあるため、葬儀や告別式が終わって落ち着いた頃に、ご遺族様の元へ伺いましょう。
弔問の際は、ご遺族様に電話連絡を入れて都合の良い日を尋ねましょう。
弔問を断られた際には、ご遺族様の都合を最優先に弔問せず負担にならないように弔問を配慮することが大切となります。
ただし、時間を置きすぎてしまうと、悲しい気持ちを思い起こさせることがあるため、弔問は、四十九日までに済ませることがおすすめです。
また、葬儀に香典を郵送していなければ、弔問の際に持参します。
お供え物はお菓子やお花が一般的ですが、故人様が生前好きだったものを持参しても良いでしょう。
3-2.弔問時の手順と作法
弔問時の手順に関しては、宗旨・宗派によっても異なりますが、一般的には以下のような手順となります。
1.ご遺族の方にお悔やみの言葉を述べる
2.ご遺族に促された場合のみ、家に上がる
3.霊前でお線香を手向けて合掌する
4.ご遺族様に香典やお供え物をお渡しする
5.長居はせずに引き上げる
弔問の際には、ご遺族様にお悔やみの言葉を述べるとともに葬儀に参加できなかった旨を詫び、促された場合のみ家に上がります。
また、家に上がらない場合は、挨拶をしたタイミングで香典やお供え物をお渡しし、お線香を手向けた後は長居せず、ご遺族様の都合に配慮して故人様との思い出話は手短に済ませましょう。
故人様の信仰していた宗派が異なる場合は、弔問の方法も異なるため、故人様のご自宅に伺う際には、生花を供物として持参することが一般的です。
生花をお供えする際は、霊前で手を合わせることはせずご冥福をお祈りするのみに留めましょう。
4.まとめ
弔問の際はご遺族様の気持ちを最優先して、自分の気持ちや都合を優先しないように気を付けることが大切です。伺うタイミングに注意し、喪服ではなく平服で伺い重ね言葉を使わないなど、正しいマナーや作法を身に着けておく必要があります。
ここまでの内容を参考に、弔問の際には心を込めてお悔やみを申し上げ、故人様やご遺族様に対して気持ちを伝えるなど失礼のないように故人様を見送りましょう。
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よくあるご質問
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自治体やお時間によって市営施設はご安置いただけない場合がありますのでその場合には葬儀場の控室にご安置いたします。
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